『美を求めて』            岡田壽 著
 著者は、長い間教職にあり、教職を退いて折々に訪ねた史蹟を綴った書。
 百ケ所近くの寺院を訪ね、見たもの、感じたこと等記録され、随所に万葉の歌が挿入されている。
「美を求めて」は、今までに手書きで幾冊か上梓されており、この活字になった書は集大成である。
 たとえば河内飛島古墳群の章には「飛鳥川もみぢ葉流る葛城の山の木の葉は今し散るらし」等とある。(B5 150P 一印上製本)
―――>戻る